キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
見ると、スマホの画面を青ざめた顔で見つめている。


「どうしたの?」


あたしと沙良は寛太を挟むように立ち、そのスマホを見つめた。


クラスメートの北田博樹(キタダ ヒロキ)からのメッセージが表示されている。


《寛太! お前、今どこにいるんだよ!! やばいんだよ俺、本当にやばいんだよ! 今流行の呪いの動画知ってるか? 呟きサイトで拡散されてるあれが……俺のところまで回って来ちまったんだよ!!》


切羽詰った博樹の様子が目に浮かんでくるようだった。


「弘樹の所にも拡散されてきたらしい……」


「嘘……」


沙良の顔が一瞬にして青ざめる。


あたしたちがこの町に来てから、どのくらいのペースであの動画が拡散されているのだろうか。


あたしはすぐにスマホを取り出し、呪い動画について書かれていたサイトにアクセスした。
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