キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
そう思った時だった。


沙良のスマホにメッセージが届き、その音にビクリと体が震えていた。


自分のスマホで時刻を確認してみると、いつの間にか日付が変わってしまっている。


沙良がスマホを持ったまま茫然と立ちつくす。


メッセージを確認することができずにいる沙良に、寛太が声をかけた。


「俺が確認する」


そう言って沙良のスマホを確認して、一瞬顔をしかめた。


そしてすぐに目をキツク閉じてしまった。


それが何を意味しているのか、あたしたちはすでに知っていた。


カウントダウンが、今日で終わっているのを、あたしたちはすでに知っていた。


寛太がスマホを沙良の手に戻す。


その時、画面がチラリと目に入り、《残り24時間以内》と書かれているのがわかったのだった。
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