キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
地下室
「沙良、大丈夫?」
埃っぽい床の上に座り込んだままの沙良にそう声をかけた。
こちらへ振り向くものの、返事はない。
目からは絶えず涙があふれ出していて、横にはスマホが投げ出されていた。
動画の拡散を何度か試みたのかもしれない。
それでもダメだったんだろう。
「沙良、まだ時間はあるから。きっと大丈夫だから」
そう言って沙良の体を抱きしめる。
が、次の瞬間あたしは沙良の手によって突き飛ばされていた。
突然の事で反応できず、まともに床に肩を打ち付けてしまった。
「沙良! なにしてんだ!」
寛太が声を荒げるのを、あたしは静止した。
埃っぽい床の上に座り込んだままの沙良にそう声をかけた。
こちらへ振り向くものの、返事はない。
目からは絶えず涙があふれ出していて、横にはスマホが投げ出されていた。
動画の拡散を何度か試みたのかもしれない。
それでもダメだったんだろう。
「沙良、まだ時間はあるから。きっと大丈夫だから」
そう言って沙良の体を抱きしめる。
が、次の瞬間あたしは沙良の手によって突き飛ばされていた。
突然の事で反応できず、まともに床に肩を打ち付けてしまった。
「沙良! なにしてんだ!」
寛太が声を荒げるのを、あたしは静止した。