キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
その後を寛太が追いかけてくる。
博樹がいたのはキッチンだった。
ここも、もうくまなく探した後だった。
「ここ。地下室へ続く扉だったんだ」
博樹はそう言い、ダイニングテーブルの下にある取っ手を指さした。
「え? そこって貯蔵庫じゃなかったの?」
お米などを保管しておく小さなスペースだと思い込んでいた。
「俺も最初はそう思ってたんだ。だけど開けてみると階段があった」
興奮気味にそう言う博樹。
地下室への入り口……。
あたしの中に希望が生まれた。
家にある部屋はまだあったんだ。
「明かりがないから真っ暗だけど、行ってみるか?」
博樹の言葉に寛太は頷いた。
「スマホの明かりがある。きっと大丈夫だ。2人はどうする?」
寛太があたしと沙良へ向けてそう聞いて来た。
嫌なら残っていてもいいという意味だろう。
だけど、答えなんて決まっていた。
「行くに決まってるでしょ」
沙良がそう答えたのだった。
博樹がいたのはキッチンだった。
ここも、もうくまなく探した後だった。
「ここ。地下室へ続く扉だったんだ」
博樹はそう言い、ダイニングテーブルの下にある取っ手を指さした。
「え? そこって貯蔵庫じゃなかったの?」
お米などを保管しておく小さなスペースだと思い込んでいた。
「俺も最初はそう思ってたんだ。だけど開けてみると階段があった」
興奮気味にそう言う博樹。
地下室への入り口……。
あたしの中に希望が生まれた。
家にある部屋はまだあったんだ。
「明かりがないから真っ暗だけど、行ってみるか?」
博樹の言葉に寛太は頷いた。
「スマホの明かりがある。きっと大丈夫だ。2人はどうする?」
寛太があたしと沙良へ向けてそう聞いて来た。
嫌なら残っていてもいいという意味だろう。
だけど、答えなんて決まっていた。
「行くに決まってるでしょ」
沙良がそう答えたのだった。