キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
☆☆☆
地下室から脱出することができても、休んでいる暇はなかった。
あたしは和室に沙良を寝かし、寛太と2人で家の外へと出た。
沙良には申し訳ないけれど、放心状態のまま連れていけば足手まといになるだけだった。
外に出て、寛太はすぐに柏谷さんに電話をかけた。
地下室での出来事を簡単に説明し、松田裕という人物について聞いている。
「そうですか。ありがとうございます」
10分ほどの会話の後、寛太は真剣な眼差しをこちらへ向けた。
「松田裕って人のことがわかったの?」
「あぁ。この町でたった1つの神社があるらしい。松田裕は、その神社の息子だそうだ」
神社の息子……。
それなら人の魂を操る事も可能かもしれない。
そういう特別な能力を自分から身に着けることだってできるかもしれない。
「場所はあの丘の下あたりらしい」
「コスモスの丘の?」
「あぁ。すぐに行こう」
「うん」
こうしてあたしと寛太は2人で神社へと急いだのだった。
地下室から脱出することができても、休んでいる暇はなかった。
あたしは和室に沙良を寝かし、寛太と2人で家の外へと出た。
沙良には申し訳ないけれど、放心状態のまま連れていけば足手まといになるだけだった。
外に出て、寛太はすぐに柏谷さんに電話をかけた。
地下室での出来事を簡単に説明し、松田裕という人物について聞いている。
「そうですか。ありがとうございます」
10分ほどの会話の後、寛太は真剣な眼差しをこちらへ向けた。
「松田裕って人のことがわかったの?」
「あぁ。この町でたった1つの神社があるらしい。松田裕は、その神社の息子だそうだ」
神社の息子……。
それなら人の魂を操る事も可能かもしれない。
そういう特別な能力を自分から身に着けることだってできるかもしれない。
「場所はあの丘の下あたりらしい」
「コスモスの丘の?」
「あぁ。すぐに行こう」
「うん」
こうしてあたしと寛太は2人で神社へと急いだのだった。