キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
「あなたはなにが起こっているのか知らなかった。けれど、感づいてはいたんですね?」
ただの勘だったけれど、あたしはそう言い切った。
愛する人の変化に全く見抜けないほどじゃないだろう。
松田裕はミズキさんの変化に気が付いていたのだ。
「俺はなにもできなかった。ミズキに何を聞いても『なんでもない』『大丈夫』って繰り返して……。なにか隠していることはわかってたんだ。でも、言いたくないなら無理に聞きださなくてもいいと思ってた。そしたら、あんなことに……!!」
松田裕はその場に膝をつき、頭を抱えた。
「俺は知ってたんだ! ミズキの変化に気が付いてた! それなのに、それなのに、なにもできなかったんだ!!」
悔しくて悔しくてどうしようもない。
そんな思いが伝わってくるようだった。
「だから俺はもう1度ミズキと話がしたかった。俺に言えなかったことを、ちゃんと聞きたかった!!」
「……だから、ミズキさんを蘇えらせようとしたのか」
寛太が呟くようにそう言った。
「そうだ。その通りだ」
松田裕は頭を抱えたまま肯定した。
ただの勘だったけれど、あたしはそう言い切った。
愛する人の変化に全く見抜けないほどじゃないだろう。
松田裕はミズキさんの変化に気が付いていたのだ。
「俺はなにもできなかった。ミズキに何を聞いても『なんでもない』『大丈夫』って繰り返して……。なにか隠していることはわかってたんだ。でも、言いたくないなら無理に聞きださなくてもいいと思ってた。そしたら、あんなことに……!!」
松田裕はその場に膝をつき、頭を抱えた。
「俺は知ってたんだ! ミズキの変化に気が付いてた! それなのに、それなのに、なにもできなかったんだ!!」
悔しくて悔しくてどうしようもない。
そんな思いが伝わってくるようだった。
「だから俺はもう1度ミズキと話がしたかった。俺に言えなかったことを、ちゃんと聞きたかった!!」
「……だから、ミズキさんを蘇えらせようとしたのか」
寛太が呟くようにそう言った。
「そうだ。その通りだ」
松田裕は頭を抱えたまま肯定した。