キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
途端に、寛太の目が吊り上がるのがわかった。
「寛太」
あたしが止める暇もなかった。
寛太はうずくまっている松田裕の胸倉をつかむと、無理やり立たせた。
「そのせいで何人もの人間が死んでも、お前はなんとも思わないのかよ!!」
松田裕は寛太にされるがままで、視線もおぼつかない。
「寛太……」
今まで死んで行った同級生の顔が思い出されて、ジワリと涙が浮かんできた。
幸穂。
リナ。
博樹。
「松田さん。ミズキさんの家に行きましょう」
そこに行けばきっとすべてを理解してくれるハズだった。
博樹の死体も置きっぱなしになっているし、沙良の様子も確認しておきたい。
松田裕は何も答えなかったけれど、あたしたちについて歩きだしたのだった。
「寛太」
あたしが止める暇もなかった。
寛太はうずくまっている松田裕の胸倉をつかむと、無理やり立たせた。
「そのせいで何人もの人間が死んでも、お前はなんとも思わないのかよ!!」
松田裕は寛太にされるがままで、視線もおぼつかない。
「寛太……」
今まで死んで行った同級生の顔が思い出されて、ジワリと涙が浮かんできた。
幸穂。
リナ。
博樹。
「松田さん。ミズキさんの家に行きましょう」
そこに行けばきっとすべてを理解してくれるハズだった。
博樹の死体も置きっぱなしになっているし、沙良の様子も確認しておきたい。
松田裕は何も答えなかったけれど、あたしたちについて歩きだしたのだった。