キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
あたしがそう言うと、「でも、この砂嵐の中に顔が浮かんで見えたとかって噂が流れてるんだよね」と、沙良が答えた。


「へぇ。全然顔なんて見えないじゃん」


「だよねぇ。拡散希望って書いてあるけれど、無視してればいいよね?」


「そうだね。それよりリナの事だよ。やっぱり様子がおかしい」


そう言うと、沙良はスマホを閉じた。


「そっか。今日はもう早退したんだよね?」


「うん。放課後リナの家に行ってみるつもりなんだけど、沙良どうする?」


「イズミが行くなら、あたしも行くよ」


こうして、あたしたちは放課後リナの家へ向かう事になったのだった。
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