キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
スポーツをやり始めてから急激に身長が伸びて行った寛太を羨ましいと感じ、あたしもバスケットをしたことがあった。


けれどその頃にはすでに周囲よりも背が低く、チームの足手まといになって辞めてしまったのだ。


「それが可愛いんだって」


ムスッとしたままのあたしに寛太は言った。


「今更そんなこと言われても嬉しくないし」


あたしは寛太へ向けてイーッと歯を見せて、大股で歩き出したのだった。
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