キミが死ぬまで、あと5日～終わらない恐怖の呪い～

「動画？」


ベッドに座っていた沙良がテーブルに近づいてきた。


「これ、見て」


リナがその動画を再生する。


それは今日学校で見たのと同じ砂嵐の動画だった。


だけど少し違うのは、見ている内に砂嵐の中に人影が見え始めたことだった。


その人物の顔も体格もぼやけていてよくわからない。


じっと見ていると《残り２日》という文字が出てきて、次の瞬間動画はプツリと途切れていた。


「なにこれ？」


あたしは首を傾げてリナに聞いた。