キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
☆☆☆

2人してバカなことを言い合ったり、騒いだりしているとあっという間に時間が過ぎて行く。


気が付けば夜の8時を過ぎていた。


「あ、もうこんな時間?」


壁掛け時計を確認した沙良が目を丸くしてそう言った。


「外、もう真っ暗だよ雨も降ってるし」


あたしは窓から外を確認してそう言った。


雨は昼間より強くなっている。


「うわぁ。嫌だなぁ」


これから帰るとなると、あたしでも面倒くさいと感じてしまうだろう。


「じゃあ、家に泊まる?」


「え?」


沙良が驚いたように目を丸くしている。


泊まる気なんてなかったのだから、驚いても仕方がない。
< 58 / 242 >

この作品をシェア

pagetop