キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
「だって、今から帰るの大変でしょ?」


「そうだけど……。あたし、着替えもなにも用意してきてないし」


「あたしのパジャマがあるから、貸してあげるよ」


「そんなことしたら、イズミのパジャマがなくなっちゃうでしょ」


「あたしは部屋着で寝るから大丈夫だって。ね、泊まって行きなよ!」


何気なく提案しただけだったけれど、話をしている内にあたしはすっかりその気になってしまった。


今日は両親もいなくて1人ぼっちだと思っていたから、沙良が泊まってくれたら嬉しい。


「う~ん……。イズミがそこまで言うなら」


そう言い、沙良はニコッとほほ笑んだ。


「やった! 実は沙良も泊まりたかったんでしょ!?」


「えへへ、実はそうなんだよね。誘ってくれたとき嬉しかったし」


「でしょ~?」
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