キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
☆☆☆

気が付けば朝が来ていた。


昨日の夜は沙良とずっと話をしていて、いつ眠ったのかよく覚えていない。


けれど思い出すことは楽しいことばかりだった。


沙良と2人でここまで盛り上がれるとは思っていなかった。


ベッドは使わずに隣同士に布団をしいて寝た。


隣で薄目を開けている沙良へ向けて「おはよう」と挨拶をした。


「おはようイズミ。もう朝?」


沙良は眠そうな目で瞬きを繰り返してそう聞いて来た。


「そうだよ。今日も学校」


そう言うと、沙良は大きなため息を吐き出した。


「嫌だな学校。このままイズミと一緒に遊んでたい!」


いつもは大人っぽい沙良が駄々っ子のように頬を膨らませている。
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