キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
☆☆☆

2人で作った朝ご飯も、2人で並んだ歯磨きも。


昔の宿泊合宿や修学旅行を思い出させてとても楽しかった。


2人で外へ出てみると、今日はとても良く晴れている。


気分もいいし、動画のことなんてスッカリ忘れていたはずなのに……。


学校へ到着する寸前、沙良が立ち止まってスマホを取り出した。


誰かからメッセージでもきたのだろう。


画面を食い入るように見つめている。


相手は誰だろう?


もしかして沙良の好きな人……?


そう思った時だった。


青ざめた沙良がスマホ画面から顔を上げた。
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