キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
「どうしたの?」
「これ……」
沙良が見せて来た画面には、あの砂嵐の動画が流れていた。
モヤのようでハッキリしなかった影が、今日は人間のように動いているのがわかった。
「なんで!?」
「メールで送られてきたの。この動画が……」
沙良が震える手でギュッと拳を握りしめ、そう言った。
「メールで……?」
画面の最後には《残り4日》と表示され、パッと消えて行った。
「貸して!!」
あたしはすぐに沙良のスマホを奪い取り、動画を削除した。
こんなの誰かの嫌がらせに決まってる!
あたしたちを怖がらせて楽しんでいるだけだ!
あたしは自分自身にそう言い聞かせたのだった。
「これ……」
沙良が見せて来た画面には、あの砂嵐の動画が流れていた。
モヤのようでハッキリしなかった影が、今日は人間のように動いているのがわかった。
「なんで!?」
「メールで送られてきたの。この動画が……」
沙良が震える手でギュッと拳を握りしめ、そう言った。
「メールで……?」
画面の最後には《残り4日》と表示され、パッと消えて行った。
「貸して!!」
あたしはすぐに沙良のスマホを奪い取り、動画を削除した。
こんなの誰かの嫌がらせに決まってる!
あたしたちを怖がらせて楽しんでいるだけだ!
あたしは自分自身にそう言い聞かせたのだった。