キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
拒否しておかなければ、これから先も沙良は悩み続けることになるかもしれない。
あたしはさっそく沙良にそのことを伝えた。
「ダメだよ。さっきメールはもう削除しちゃったし、アドレスなんて覚えてない」
スマホを操作していた沙良は落胆したようにそう言った。
「そっか……。でも、今度まだ送られてきたらすぐに拒否するんだよ?」
「わかった。そうする」
沙良が頷いたタイミングで教室のドアが開き、担任の男の先生が入って来た。
ホームルームまでにはまだ時間があるのに、どこか焦っているように見える。
先生はそのままリナの机に向かうと、引き出しの中を確認し始めた。
「先生、なにしてるの?」
リナの隣の席の女子生徒が指摘するようにそう聞いた。
「実はな……」
先生の声が途端に小さくなり、聞き取れなくなる。
嫌な予感が胸をよぎった。
動画のカウントダウンを思い出す。
あたしはさっそく沙良にそのことを伝えた。
「ダメだよ。さっきメールはもう削除しちゃったし、アドレスなんて覚えてない」
スマホを操作していた沙良は落胆したようにそう言った。
「そっか……。でも、今度まだ送られてきたらすぐに拒否するんだよ?」
「わかった。そうする」
沙良が頷いたタイミングで教室のドアが開き、担任の男の先生が入って来た。
ホームルームまでにはまだ時間があるのに、どこか焦っているように見える。
先生はそのままリナの机に向かうと、引き出しの中を確認し始めた。
「先生、なにしてるの?」
リナの隣の席の女子生徒が指摘するようにそう聞いた。
「実はな……」
先生の声が途端に小さくなり、聞き取れなくなる。
嫌な予感が胸をよぎった。
動画のカウントダウンを思い出す。