大切なキミへ。
✱✱✱✱✱







「姫咲、おは…「叶愛!」




『姫咲、おはよう』

…そう言おうとした私の言葉は遮られ、いつの間にか私は姫咲の腕の中にいる。






「どうしたの?姫咲…」

「どうしたの?じゃないわよ!」






心配したじゃない!と涙目な姫咲。






「昨日のこと…だよね。」

「私はてっきり西園寺くんたちに言ってきたのかと…」

「ごめんね…迷惑かけちゃって。」






姫咲は困ったように笑う。
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