大切なキミへ。
✱✱✱






それから遥に手当をしてもらって…

今はホテルでゆっくりしている。








「叶愛…傷、痛む?」

「ううん、大丈夫だよ。」





姫咲も痛いだろうに心配してくれている。







「姫咲は?痛む?」

「うん…ちょっと。けど、大丈夫。」




そう言って微笑む姫咲は、今にも泣き出しそうで。
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