大切なキミへ。
「…ごめん。何でもない。」





私はそれだけを残し、部屋にこもった。






✱✱✱






「お嬢様…」

「……」

「そろそろ何かお食べになってください。」







お見合いの話をされてから、私は部屋にこもってずっと泣いている。


そのせいか目は赤く腫れていて、痛い。
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