大切なキミへ。
「その大切な人…どんな人なの?」

「…とても可愛らしくて、強がりで…
どこか甘えん坊なところがあって…」







少し間をあけたあと、そう続けた遥。





そう話す遥の顔はとても優しかった。



その時、私は嫌でも悟ってしまった。
< 58 / 315 >

この作品をシェア

pagetop