大切なキミへ。
その瞬間、口元を抑えられ薬を嗅がされた。


その後、私の記憶は途絶えた。






✱✱✱






頭がボーっとしてる…

目を開ければ少しずつ見えてくる薄暗い部屋。




「なに、ここ…」



雰囲気はまるで、隠し倉庫のよう。




「…あ、気づいた?」

「あなた…誰?」

「俺ね。西園寺遥の知り合い。」

「…は?あなたが?」







どこからどう見てもお金持ちとは思えない容姿。
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