レモンサワー
入院2日目とある日(1日目)
昨日と同じような朝を過ごした私は、クラスメイトであり、親友でもある未来から来たメールを見て、あることを思い出した。
「入院してる病院にあの人いる?」
あの人とは、、、
高校の入学式、私の学校は5クラスあるのだが、私たちは4組になった。
入学テストでクラスで1、2番だった私と未来は、その場で学級長と副学級長に指名された。
私は副学級長として、毎日学級日誌を書くのが仕事だった。
仕事の遅い私は、その日もいつも通り書くのが遅く、放課後も書いていた。
未来と放課後食べに行く予定があったので、日誌を先生に渡すのに、未来が職員室までついてきてくれた。
そして当たり前のように職員室に入った。
すると驚くことに、本当に誰もいなかった。
ただただ空虚な様子に唖然とした。
「職員会議かな。日誌担任の机に置きにいこ。」
未来の淡々とした声で、正気に戻った私は、担任の机に向かった。
そこで、「多分見たらだめなもの」を見た。
それはクラス名簿であった。
クラス名簿?普通じゃんって思うだろう。
私も最初はそう思った。
でも、それはクラス名簿ではなく、「本当のクラス名簿」だった。
私が今まで知っていたクラス名簿は、男子20人女子20人の40人のクラス名簿。
「本当のクラス名簿」は、男子21人女子20人の41人のクラス名簿だった。
先生の書き間違えだと未来は言った。
しかし、私には何か引っかかるものがあった。
そして、言ったらだめなことを言ってしまった。
「これ誰か亡くなったんじゃないかな。」
俗に言うKYの私は、思ったことをすぐに言ってしまった。
未来は笑って言った。
「世界ウォッチングTVの見過ぎよ」
: 世界ウォッチングTVとは、世界中で起きた色んなニュースを取り上げる番組である。
2ヶ月に1回ほど、余命何ヶ月の子が何かにチャレンジするというような、涙を誘う話がある。
「そうかな。」
私はそう言って、未来とその場を後にした。
「入院してる病院にあの人いる?」
あの人とは、、、
高校の入学式、私の学校は5クラスあるのだが、私たちは4組になった。
入学テストでクラスで1、2番だった私と未来は、その場で学級長と副学級長に指名された。
私は副学級長として、毎日学級日誌を書くのが仕事だった。
仕事の遅い私は、その日もいつも通り書くのが遅く、放課後も書いていた。
未来と放課後食べに行く予定があったので、日誌を先生に渡すのに、未来が職員室までついてきてくれた。
そして当たり前のように職員室に入った。
すると驚くことに、本当に誰もいなかった。
ただただ空虚な様子に唖然とした。
「職員会議かな。日誌担任の机に置きにいこ。」
未来の淡々とした声で、正気に戻った私は、担任の机に向かった。
そこで、「多分見たらだめなもの」を見た。
それはクラス名簿であった。
クラス名簿?普通じゃんって思うだろう。
私も最初はそう思った。
でも、それはクラス名簿ではなく、「本当のクラス名簿」だった。
私が今まで知っていたクラス名簿は、男子20人女子20人の40人のクラス名簿。
「本当のクラス名簿」は、男子21人女子20人の41人のクラス名簿だった。
先生の書き間違えだと未来は言った。
しかし、私には何か引っかかるものがあった。
そして、言ったらだめなことを言ってしまった。
「これ誰か亡くなったんじゃないかな。」
俗に言うKYの私は、思ったことをすぐに言ってしまった。
未来は笑って言った。
「世界ウォッチングTVの見過ぎよ」
: 世界ウォッチングTVとは、世界中で起きた色んなニュースを取り上げる番組である。
2ヶ月に1回ほど、余命何ヶ月の子が何かにチャレンジするというような、涙を誘う話がある。
「そうかな。」
私はそう言って、未来とその場を後にした。