レモンサワー
ある日(2日目)
次の日の昼休み、私と未来は担任に呼び出された。
貴重な昼休みなので、ダッシュで職員室に行った。
そこでは担任が真顔で待っていた。
「〇〇さん、〇〇さん、この紙見た?」
そう言って担任が見せてきた紙は、昨日のクラス名簿だった。
「はい、間違えていますよね」
未来がそう言うと、担任は真顔だった顔から笑顔になり、「うん、そうですね」と言った。
私は言った。
「これ、間違えじゃないですよね。誰か亡くなったんじゃないんですか?」
未来が「〇〇、やめなって。」と言ってきたが、私の口は動き続けた。
「誰ですか。」
すごく不謹慎だが、私は気になったらとことん探求する性格なのだ。
担任はため息をついて言った。
「〇〇さんのことだから、そう言うと思ったわ。本当のこと知りたい?」
「はい」「はい」
私と未来は同時に返事した。
「1人、ある男の子がね、入院してるの。2年前から。だからそのままなの。」
「ああ、そうなんですね。」まるで驚かない未来に対し、私はそんなことテレビの中だけの話だと思っていたので、何も言えなかった。
ただ、その人がどこにいるかは教えてもらえなかった。
でも私の住んでいる町は総合病院が2つしかないので、そのどちらかにいるのだろうと思っていた。
運が良いのか悪いのか、私は入院して、その男の子を探すチャンスを与えられたのかな、なんて。
貴重な昼休みなので、ダッシュで職員室に行った。
そこでは担任が真顔で待っていた。
「〇〇さん、〇〇さん、この紙見た?」
そう言って担任が見せてきた紙は、昨日のクラス名簿だった。
「はい、間違えていますよね」
未来がそう言うと、担任は真顔だった顔から笑顔になり、「うん、そうですね」と言った。
私は言った。
「これ、間違えじゃないですよね。誰か亡くなったんじゃないんですか?」
未来が「〇〇、やめなって。」と言ってきたが、私の口は動き続けた。
「誰ですか。」
すごく不謹慎だが、私は気になったらとことん探求する性格なのだ。
担任はため息をついて言った。
「〇〇さんのことだから、そう言うと思ったわ。本当のこと知りたい?」
「はい」「はい」
私と未来は同時に返事した。
「1人、ある男の子がね、入院してるの。2年前から。だからそのままなの。」
「ああ、そうなんですね。」まるで驚かない未来に対し、私はそんなことテレビの中だけの話だと思っていたので、何も言えなかった。
ただ、その人がどこにいるかは教えてもらえなかった。
でも私の住んでいる町は総合病院が2つしかないので、そのどちらかにいるのだろうと思っていた。
運が良いのか悪いのか、私は入院して、その男の子を探すチャンスを与えられたのかな、なんて。