この幼なじみ要注意。
だけど、この踏み台とても不安定。
どちらかに体重が偏るとガタッと揺れる。
しかも結構高さがあるから落ちたら
ただでは済まなさそう。
古い図書室だからここにある本も古いし、とても重くて分厚いものが多い。
「お、重い……っ」
グラグラ揺れる足元でバランスを保ちながら必死に重い本を並べようとする。
だけどなかなかうまくいかない。
そのまま少し背伸びをして、なんとか本棚に押し込めたと思った瞬間……
ガタンっと足元の踏み台が揺れて
「きゃっ……」
そのままバランスを崩した。
身体が後ろに倒れていくのがわかる。
このまま倒れれば大けが間違いない。
グッと目をつぶってそのまま倒れる覚悟をした。