この幼なじみ要注意。
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それから数時間、何か会話をするわけでもなくお互い黙々と片付けをして、気づいたらオレンジの空が暗くなっていたことに気づいた。
時計を見ると、なかなかの時間になっていた。
「……ま、こんなもんでいいんじゃない?」
「そ、そうだね。手伝ってくれてありがと……ね?」
「……なんでそこでお礼?」
「いや、だって約束あったのに…その手伝わせちゃって…」
「いや、僕も図書委員だし。仕事だから仕方ないでしょ。別に美依がお礼言うことじゃない」
知紘が言うことが正論で返す言葉がない。
疲れたのか眠そうな顔をしてる。
こういう面倒な仕事苦手なくせに…無理したせいで疲れた顔をしているのがわかる。
疲れさせちゃったかな。
「わたし職員室に行って先生に報告してから帰るね……?」