この幼なじみ要注意。
「あ、そーだ。もう幼なじみじゃなくなったからさ……」
見えた知紘のとても危険な笑み。
あ、これは危ない。
「美依のこと好きにしてもいいよね」
「は、い?」
間抜けな声を出してる間にも
服の中に知紘の手が入ったきたのがわかる。
「ちょっ、どこ触ってるの!?」
「それ言わせる?」
いや、言わせないけど!!
「ってかさ、彼女なんだからそれなりの覚悟くらいしといてよ」
っ、今の彼女って響きが異常に頭に残って離れない。
なんか彼女って慣れないな、と。
慣れないけど、彼女って響きが嬉しくてたまらないのも事実。
「あ、ちょっとまって!!」
「なに?いいとこなのに邪魔する気?」
ふと、頭の中にひとつの疑問が浮かんだ。