この幼なじみ要注意。



「っ、バカッ!!」


近くにあったクッションを知紘の顔面に投げつけてやった。


「なに、恥ずかしいの?」

「あ、当たり前でしょ!!」


「別に減るもんじゃないじゃん」


知紘のデリカシーの無さは今に始まったことじゃないけれども。

見られた側としては、減るもんじゃないじゃ許されないんだよ!



「……それにさー」


再び上に覆いかぶさってきたと思ったら、ジリジリとわたしの部屋着のチャックを下ろしながら。


「もう美依の全部は僕のなんだから」

「っ、」


「だから何してもよくない?」

「よ、よくない!!」


すぐさま知紘の手を止めるけど


「……ダーメ、抵抗しない」


わたしの手をあっという間に掴んで、抑えることなんか簡単。

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