この幼なじみ要注意。
***
シャワーを浴びて戻ると、ベッドに横になってスヤスヤ眠る知紘。
これじゃいつもの休みの日と全然変わらない。
ただ場所が違うだけ。
せっかくふたりで出かけたのに。
そんなスヤスヤ眠る知紘のベッドの横に腰を下ろす。
ギシッとベッドが軋む音と、わたしの気配を感じたのか。
「身体温まった?」
すぐに腰に知紘の腕が回ってきて、ギュッと抱きつかれた。
「温まったよ」
「ほんとに?」
うんって返そうとしたのに、その前に身体ごと知紘が眠るベッドに倒されてしまった。
「やっぱ美依って抱き心地いいよね」
「太ってるからでしょ?」
「さすがよくわかってる」
こ、こいつ…!!平気でデブ発言してきてるし!!