この幼なじみ要注意。
何をされるのかわからないまま、華に言われた通りにじっとして数十分。
「はい、できた。うん可愛い可愛い」
「えっとー、なぜにメイクを?」
鏡の自分を見てびっくり。
メイクなんてしたことないもんだから鏡の前にいる自分が自分じゃないみたい。
「まあ、美依は素でも十分可愛いけど、メイクするとやっぱ可愛さ増すわねー」
「いや、だからね?あのメイクしてる理由を……」
「あっ、やば。もうこんな時間だ。急ぐよ」
「えぇ、ちょっと!!」
結局どこに連れて行かれるのか
どうしてメイクをしなきゃいけないのか
さっぱりわからないまま。