この幼なじみ要注意。



残されたわたしは席に着き、さっきカバンにしまった筆箱を出して日誌を書き始めた。


時間割を見ながらそれを日誌に書き写していく。

えぇっと、今日の1時間目は音楽で、えっと担当の先生は……あれ、名前なんだっけ?


1時間目の音楽の担当の先生の名前が思い出せない。


確か中野…いや中村…それとも……。


「中山先生だね」

「あっ、そうそう!中山先生だ!」


なーんだ。中野でも中村でもなかったのかぁ。でもちょっとおしかったなぁ。



って、わたし誰と喋ってる!?


驚いて日誌から目を離して顔を上げると。


「あ、青井くん!!」

「そんな驚く?」


王子様スマイル全開の青井くんがいた。

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