この幼なじみ要注意。



「そう?美依ちゃんが思ってるほどそんな忙しくないよ?」


「嘘だ!だって青井くん生徒会あるじゃん!」


「今日は無い日だから大丈夫」


そうなのか。生徒会って毎日活動してるって勝手にイメージしてたけど、そうでもないのかなぁ?


「でも、やっぱり迷惑だし……」

「いいんだよ。俺が美依ちゃんと一緒にいたいだけだから」


「え?」


わたしと一緒にいたいなんて青井くん変わってるなぁ。

わたしといてもなーんにも得なんかないのに。むしろ迷惑ばっかりかけちゃう予感しかしない。



「ほら、早く書かないと先生に怒られちゃうよ?」

「じゃ、じゃあお言葉に甘えて」


そのまま青井くんとふたり教室に残って日誌を書くことになった。

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