この幼なじみ要注意。



外から今日一番の落雷の音が響き渡った。


「きゃっ……!やだ…っ!」


音に反応して、そのまま夢中でお風呂場の扉を開けて、そのまま知紘の胸に飛び込んだ。


「ちょっ、美依」


「むりむり……っ、さっき外ですごい音聞こえたの」


結構大きな音だったから近くに落ちたのかもしれない。


「うん、美依が怖いのはわかるんだけどさ……」


ふと、知紘の方に目を向けると、なんだか戸惑ってる様子。


「ちひろ……?」


「……ほんと無防備すぎ。今の自分の格好わかってる?」


「へ……?」


そのまま目線を自分の格好に向けると……


「っ!」


し、しまった。わたしさっきまでお風呂に入ってて、そのまま飛び出してきたから……


「……そんな無防備な格好されたらこっちの身がもたない」


一応バスタオル一枚は身にまとってるけど…。は、恥ずかしすぎる!

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