赤髪の彼
「好きだなぁ…」
空を見上げて言った言葉。
今日の空とても綺麗で。
あたしが大好きな空だった。
「お前、俺が好きなの?」
ふと前を見れば、赤い髪をしたいわゆるヤンキーくん。
「はい!?」
なんの話をしてるのかわからない。
あたしが好きなのは今日の空であって貴方ではないのに。
「そうか、好きなのか」
どうやら聞き返した言葉を肯定と捉えたようで。
「いや、あの「いいぜ、付き合ってやっても」
あたしの言葉なんかてんでむし。
なぜか付き合うことにきめている。
「いや…」
「あ?」
その顔が怖くて、言葉を引っ込めた。
〝違う〟なんて言ったら殺されるかもしれない。
「よ、よろしくお願いします!」
あたしは立ち上がって、彼に握手を求めた。
「ん。よろしく」
彼が重ねたその手はゴツゴツしててあたしなんかとは全然違ってて、あぁ男の子なんだって思わせられた。
空を見上げて言った言葉。
今日の空とても綺麗で。
あたしが大好きな空だった。
「お前、俺が好きなの?」
ふと前を見れば、赤い髪をしたいわゆるヤンキーくん。
「はい!?」
なんの話をしてるのかわからない。
あたしが好きなのは今日の空であって貴方ではないのに。
「そうか、好きなのか」
どうやら聞き返した言葉を肯定と捉えたようで。
「いや、あの「いいぜ、付き合ってやっても」
あたしの言葉なんかてんでむし。
なぜか付き合うことにきめている。
「いや…」
「あ?」
その顔が怖くて、言葉を引っ込めた。
〝違う〟なんて言ったら殺されるかもしれない。
「よ、よろしくお願いします!」
あたしは立ち上がって、彼に握手を求めた。
「ん。よろしく」
彼が重ねたその手はゴツゴツしててあたしなんかとは全然違ってて、あぁ男の子なんだって思わせられた。