赤髪の彼
「これ、食べませんか?」
お昼。
あたしは持ってきた弁当をテーブルに広げる。
「わー!やったー!あゆの料理めっちゃうまいんだよ」
「へー!ありがとう!あゆちゃん。いただきます」
って逢坂くんが爪楊枝に手を伸ばそうとする。
━━パシんっ
とその横にいた西島くんが逢坂くんの手を叩く。
「西島いてぇよ!」
「…先に食ってんなよ」
むすっとした顔になる。
「ちょ、西島くん?」
「俺にだけ作ればいいのに」
まだむすっとしてる。
「なんだよー。ヤキモチかよー」
「え!?」
そんなヤキモチなんて西島くんがやくわけがないのに。
だって西島くんが好きなのは陽菜だよ?
それでもあたしの期待は膨らんでしまう。
だって好きなんだもん。
「あと、玉田にはあまり近づくなよ」
西島くんが思い出したように発する。
「なに、あゆちゃん玉田と知り合い?」
「同じクラスらしいよ」
「へぇ。それは危険」
玉田くんのなにが危険だというのだろうか。
お昼。
あたしは持ってきた弁当をテーブルに広げる。
「わー!やったー!あゆの料理めっちゃうまいんだよ」
「へー!ありがとう!あゆちゃん。いただきます」
って逢坂くんが爪楊枝に手を伸ばそうとする。
━━パシんっ
とその横にいた西島くんが逢坂くんの手を叩く。
「西島いてぇよ!」
「…先に食ってんなよ」
むすっとした顔になる。
「ちょ、西島くん?」
「俺にだけ作ればいいのに」
まだむすっとしてる。
「なんだよー。ヤキモチかよー」
「え!?」
そんなヤキモチなんて西島くんがやくわけがないのに。
だって西島くんが好きなのは陽菜だよ?
それでもあたしの期待は膨らんでしまう。
だって好きなんだもん。
「あと、玉田にはあまり近づくなよ」
西島くんが思い出したように発する。
「なに、あゆちゃん玉田と知り合い?」
「同じクラスらしいよ」
「へぇ。それは危険」
玉田くんのなにが危険だというのだろうか。