赤髪の彼
いつだったか。
あれは入学してまだそんなに経ってない頃。
俺は入学式に喧嘩して、停学になってたからほぼはじめての登校だっけ。
「ねみっ」
しばらく自宅謹慎で学校行ってなかったし早起きもしてなかったから眠くてたまらないけど、行かないとマジて母ちゃんがうるさいから仕方なく電車に乗る。
満員電車で臭ぇオヤジの汗の臭いに囲まれて
マジでこれからは少し遠くてもチャリで行こうって心に決めた。
そんな時に見えた必死に歯を食いしばったあの子の顔。
なにをそんなに必死になってんだろ。
最初は朝っぱらから必死になってすげぇなぐらいにしか思ってなくて。
でも、それに気づいた時。
無意識に動いてた。俺の身体。
「おっさん、JK触って楽しい?」
少しの間を抜けてそいつの元に行って、その触ってる手の方の腕を掴めば、その子の目からは大粒の涙。
あれは入学してまだそんなに経ってない頃。
俺は入学式に喧嘩して、停学になってたからほぼはじめての登校だっけ。
「ねみっ」
しばらく自宅謹慎で学校行ってなかったし早起きもしてなかったから眠くてたまらないけど、行かないとマジて母ちゃんがうるさいから仕方なく電車に乗る。
満員電車で臭ぇオヤジの汗の臭いに囲まれて
マジでこれからは少し遠くてもチャリで行こうって心に決めた。
そんな時に見えた必死に歯を食いしばったあの子の顔。
なにをそんなに必死になってんだろ。
最初は朝っぱらから必死になってすげぇなぐらいにしか思ってなくて。
でも、それに気づいた時。
無意識に動いてた。俺の身体。
「おっさん、JK触って楽しい?」
少しの間を抜けてそいつの元に行って、その触ってる手の方の腕を掴めば、その子の目からは大粒の涙。