ああ、もう、本当に大好き
運命の出会い、普通の出会い
涼しい風が吹く、4月。
「おはよう!」
「おはよ!今日から新学期だね! クラス替え緊張
するねぇ〜」
「本当そうだよね!クラス離れたとしても仲良くし
てね!!」
「お前と今年も一緒のクラスになれたらいいよ
な〜」
「だよな〜。担任は美人希望!」
「お前毎年それじゃねぇか(笑)」
そんな話が聞こえてきそうなやりとりを、私は横目で見ながら、1人、ヘッドフォンから流れる音楽を聴きながら学校まで歩いていた。