ああ、もう、本当に大好き

がむしゃらに、息苦しさも忘れ、ただ先へ先へ、ひたすら手を伸ばす。

最早、泳げているかなんて自分では分からない。



壁にタッチ。泳ぎきった。



どれくらい時間はだったのだろう。



5分?3分?



──いや、多分、1分もない。






周りにはまだ誰もいない。



この感じ。懐かしい。胸が痛い。
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