たったひとつの愛を君に



本当に独りぼっちになってしまった。

独り部屋で痛みと闘う日々。

辛くて苦しくて、助けて欲しかった。

でも誰も居ない。

その事実が余計と私を苦しめて

無意識にカッターを手にしていた。

そしてひたすらに腕を傷付ける。

いけないことだとは分かっていた。

入院して、自傷癖は治まったと思っていた。

でもダメだったみたいだ。

血だらけの腕をぼんやりと眺めながら

自分の弱さを痛感していた。


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