たったひとつの愛を君に
その原因は、似た性格で気の合うらしい星と蜂が
私達の席の周りでよく話すようになっていたからだ。
そこに私もただ座っているだけ、という形で
混ざるようになっていた。
星から誘われるから、だけれど。
なのでそんな誤解を受けたくはなく、
「ただのクラスメイトだよ。」
とだけ答えていた。
その言い方はよそよそしいのかもしれないけれど
友達 と言っていいほどの仲ではないから仕方がない。