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たったひとつの愛を君に
191ページ
たったひとつの愛を君に
そう言い切ると、蜂は私が大好きなあの笑顔を向けてくれた。
夢みたいだった。これは現実なのか。
星と蜂が居て、私に笑顔を向けてくれる。
嬉しさで苦しくて仕方がなかった。
私は我慢するのをやめて、
子供のようにわんわん泣いた。
嬉し泣きなんていつぶりだろう。
蜂と星と担任は、そんな私を囲んで
泣き止むまで待っていてくれた。
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