たったひとつの愛を君に



夜20時を過ぎた頃、蜂はやって来た。

蜂のことはこの間の件でお母さんも信用していたから

会うことに関して何も言われなかった。

部屋まで上がってもらうと

「急でごめん。大丈夫だったか?」

心配そうな蜂に、

「大丈夫だよ。それよりどうしたの?」

質問で返してしまった。

「えっと、この間聞こうとして聞けなかったことあったから。いつでもよかったんだけどなるべく早い方がいいかと思って。」

なんだろう?


< 202 / 322 >

この作品をシェア

pagetop