たったひとつの愛を君に



「俺は蜜に別れようって言われた時、本当は嫌で仕方なかった。やっとの思いで手に入れたのに、こんなに呆気なく終わるのかって思うと辛くて、教室を出た瞬間から涙が止まらなかった。」

「好きだったんだ、本気で。こんな恋愛初めてで、どうしていいか分からなかった。でも、女々しい姿は見せたくなくて、男らしく終わろうって俺の変なプライドであんな風にひどい言葉をかけてしまった。あの時は本当にごめん。」


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