たったひとつの愛を君に



「…分かった。後悔しないな?」

「うん。もちろん。」

そう言うと蜂は少し乱暴に私を抱いた。

でも最初のキスだけは優しかった。

最中何度も謝る姿は、綺麗で儚く

このまま消えてしまいそうな程小さく見えた。

私は存在を確かめる為、

何度もきつく抱きしめた。

その度に初めて感じる蜂の体温は

とても暖かく、



何度も涙が零れた。


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