たったひとつの愛を君に



「何とか大丈夫です。こちらこそよろしくお願いします。」

そう言って席を立つ際、肩を貸してくれた。

優しい先生で良かった。



教室を出ると、母が待ってくれていた。

母は担任と少し話すと私の荷物を持って歩き出した。

大量の教科書に1年分のレポート。

これから頑張ろうと意気込んでいた。


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