たったひとつの愛を君に



次の日から、少しずつレポートをやり始めた。

久しぶりにテーブルに向かう。

相変わらず背中に痛みがあったり、

シャーペンを握るだけで指が痛んだりして

長時間は出来なかった。

けれど内容はさほど難しくなく、

教科書を見れば簡単に解けるような問題ばかりだった。

なので短時間でも結構な枚数を終わらせられた。

「蜜は頭は良かったもんね。」

そう隣に座る母に褒められた。

嬉しかった。


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