たったひとつの愛を君に



「俺は考えてるのがあるんだ。」

そう蜂が言ってきた。

「なに何、どんなの??」

「優しいって書いてゆう。

安直かもしれないけど、蜜に似た優しい子に育って欲しいって気持ちを込めて。」

少し恥ずかしそうに蜂が言う。

「素敵。私もね、ちょっと考えてるのがあって。」

「どんなの?」

「安全の安であん。私みたいに病気せず、安全に育って欲しいから。」


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