たったひとつの愛を君に




「それでは皆新しい席につくように!」

担任の掛け声を合図に皆一斉に席を立った。

「らっきー俺窓際!」

「あー、離れちゃったね。寂しい。」

「教卓前とかハズレじゃんかよ。」

皆口々に思いを口にしながら席を移動していく。

私はというと、窓際の後ろから2番目。

当たりの方なのだろう。


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