たったひとつの愛を君に



しばらくして落ち着いた私達が授業に戻ろうとすると、

胸に突然の激痛。

「あ"、あぁっ。」

突然呻き声をあげる私に驚く蜂。

「どうした?!」

「い、痛い、の。胸が、ズキズキ、する。」

声を出すのもやっとだ。息をするのも辛い。

ここまでの激痛は初めてだ。

「えっ、俺どうしたらいい?!」

焦る蜂。

私は鞄の中にある痛み止めを持ってきてもらうよう頼むと

その場にうずくまった。


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