星空を見上げて
序章
「えっ?一緒に行けない?」
「ごめん急な仕事が入った」
「そう・・」
彼女は凄く残念そうに呟いた
「じゃあキャンセルしようか」
「いや、仕事は1日だけだから
仕事が片づき次第あとから行くからひと足先に行っててくれるか?」
「大丈夫なの?別に今回じゃなくてもまた次の機会でも」
「大丈夫、ぱぱっと終わらせるから」
「じゃあ先に行って待ってるね」
「悪いな」
「無理しないでね」
「ああ、じゃあ向こうで」
これが彼女との最後の会話になるとはこの時は思いもしなかった