星空を見上げて

「お帰りなさい」

「ただいま」

圭介さんの言っていたとおり3日で帰ってきた
思いっきり抱きつくと彼も抱きしめ返してくれた

「東京のほうはもういいんですか?」

「ああ、それに
これ以上延びたらこっちの引き継ぎが遅くなってしまうし
東京に行くのが遅れてしまう
引っ越しの準備だって葵に任せっきりだしな」

「引き継ぎのほうはどうですか?」

「後任が優秀なので予定よりはかなり進んでいる
あと少しで終わるからそうしたら俺もこっちを手伝う」

「お願いします」

そう言い引き続き引っ越しの準備をするため彼から離れようとすると
ぐっと抱き寄せられた

「圭介さん?」

「もう少しこのままで」

私は彼の背中に手をまわすとぎゅっと抱きしめた


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